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いわゆる一つのリハビリ。
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ぐずぐずになった顔が自分好みだったので、更に歪む期待を持って鼻を齧ってやれば望む通り眉間の皺はより深くなった。何度目か数えることさえ億劫な絶頂を体験し、流石にタフを売りにしているような男であっても出てくるのは鼓膜を潰すような罵声ではなく小さな息遣いだ。
やっぱ化物もどきも生理には敵わないか、と小馬鹿にしたような呟きは勿論心中で落とす。が、不自然に口角の上がった臨也の顔を静雄が見逃す筈もなく。

聞こえている、とでもいうかのように臨也の顎に綺麗に蹴りがヒットするが、何時もの生々しい音が空気を凍らすことはない。人並み以上の威力ではあるのだが、骨が砕ける事も歯が何本か持っていかれることもなかったという点を見る限り、静雄が先のことでどれだけ体力を奪われたかが知れる。

あだっ、と濡れ場に相応しくない陳腐な声をあげた臨也を睨みつけて、静雄は小さく溜息とも吐息ともつかない息を吐いた。
と言っても、本人は気だるさによる溜息を吐いたつもりだったのだろうが、蹴った瞬間に中を蹂躙していた相手の一物が意趣返しのように蠢いたので否が応でも喘声染みてしまったのだ。
羞恥を気取られない様に出来るだけ平静を装って相手に退け、と指示する。顎を抑え、未だ懲りずに厭らしい笑みを浮かべている臨也は「足癖悪いねぇ」と5歩程外れた答えを返す。
もう一発お見舞いしてやろうかと足に力を込めた時だ、急に物を抜き去った相手の行動に吃驚して思わず静雄は素っ頓狂な声をあげてしまった。
瞬間、どろりと這い出る感覚が腰の辺りを刺激し、これ以上ない寒気が背を伝う。いつまで経っても慣れない・・・否慣れたくもない。満足に立てない静雄のできる唯一の抵抗は目を逸らすことしかなかった。

その反対にこれでもかというほどに秘部を凝視してくる臨也に静雄は抗議の声を上げる。ついでに当て損なった蹴りを再び繰り出せば、今度ばかりは相手もひょいと避けてみせ、それどころか掴まれた足はまた相手の肩へと持ち上げられた。
その体制に嫌な予感を覚えた静雄はおいお前まさかといった表情で相手を見やるが、臨也はそんな静雄の心中を察しているのかどうなのか、「ちっちっち」と指を揺らし意図の読めない笑みを浮かべ続ける。
そして返答も待たず、あろうことかその指を白濁で埋もれた穴へ躊躇なく突っ込んでみせたのだ。

「くぁ・・・っ!?」

思わず上擦った悲鳴が出たが致し方ないといっていいだろう。
何だ何だと狼狽している内に指はごりごりと中を刺激してくる。異物への抵抗によりぶるりと震える静雄を無視して、臨也は視線を外すことなく中の精液を掻き出していく。そこでやっと相手が事後処理を行っている事に気付いたのだが、一切秘部から目を逸らさない相手と今の恥としかいいようがない自分の姿に静雄は頭を抱えたくなった。
おまけに無意識なのかブツブツ「おお、出る出る」などとぼやく臨也に、より一層居た堪れなさを募らせるほかない。
掴まれた足をばたつかせながら「死ね!」と罵声を吐くのが彼の精一杯の抵抗であった。
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